お役立ちコラム
椎茸だしの取り方をだしソムリエが教える|水出し・煮出し・合わせだしの基本
椎茸だしの取り方を水出し・煮出しで解説。干し椎茸の選び方、戻し時間、保存、失敗対策、昆布や鰹節との合わせ方も紹介。
こんにちは!天野鰹節店です。
椎茸だしを家庭で取ってみたいけれど、干し椎茸を何時間戻すのか、煮出してよいのか、苦味やえぐみを出さない方法が分からない方は多いです。
この記事では、椎茸だしの取り方を水出しと煮出しに分けて、分量、時間、温度、保存方法まで分かりやすく紹介します。
読み終えるころには、味噌汁、煮物、炊き込みご飯、うどんつゆに使える香りのよい椎茸だしを家庭で作れるようになります。
本格的なだしを無理なく楽しみたい方、干し椎茸と鰹節や昆布を組み合わせたい方はぜひ最後まで読んでみてください!
目次
椎茸だしは水出しが基本

椎茸だしの取り方で迷ったら、まず水出しから始めると失敗が少ないです。
干し椎茸は高温で急に加熱するより、水の中でゆっくり戻すほうが、香りと旨味が澄んで出やすくなります。
干し椎茸30gに水1L
椎茸だしの基本分量は、干し椎茸30gに水1Lです。
中サイズの干し椎茸なら、約6〜8枚が目安です。
天野鰹節店でも、試飲用の椎茸だしを仕込むときは、この比率を基準に味を確認します。
濃い味の煮物に使う場合は干し椎茸を少し増やし、吸い物や茶碗蒸しに使う場合は標準量にすると上品に仕上がります。
最初は30g対1Lで作ると、椎茸の旨味と香りの濃さを判断しやすいです。
- 干し椎茸:30g
- 水:1L
- 中サイズ:6〜8枚ほど
- 用途:煮物・汁物・炊き込みご飯
冷蔵庫で5〜10時間
水出しの時間は、冷蔵庫で5〜10時間が目安です。
干し椎茸の厚みが薄いものは5時間ほどで戻りやすく、肉厚のどんこは8〜10時間ほど置くと中心まで水分が入ります。
常温でも戻せますが、夏場は傷みやすいため冷蔵庫に入れてください。
低温でじっくり戻すことで、椎茸のグアニル酸が引き出され、だしの香りが穏やかになります。
水出しは雑味が少ない
干し椎茸には旨味だけでなく、強い香りや渋みに感じる成分も含まれます。
沸騰に近い温度で長く煮ると、椎茸らしい香りが立ちすぎて、料理によっては重く感じることがあります。
水出しは温度が低いため、旨味を引き出しながら雑味を抑えやすい取り方です。
天野鰹節店の店頭でも、初めて椎茸だしを作る方には水出しをおすすめしています。
吸い物やだし巻き卵など、香りをきれいに出したい料理ほど水出しが向いています。
戻し汁は濾して使う
水出しした戻し汁は、椎茸だしとしてそのまま料理に使えます。
ただし、干し椎茸の表面には細かな粉や砂が付いていることがあります。
使う前に、キッチンペーパーや茶こしで静かに濾してください。
濾した椎茸だしは、炊き込みご飯、筑前煮、そうめんつゆ、精進料理のベースに使えます。
戻した椎茸の軸は硬いため切り落とし、かさの部分は薄切りにして具材にすると無駄がありません。
- 戻し汁:濾してだしに使う
- 椎茸のかさ:薄切りで具材にする
- 椎茸の軸:硬い部分は取り除く
- 保存容器:清潔な密閉容器に移す
椎茸だしは煮出しで短時間

椎茸だしは水出しが基本ですが、夕食前にだしが必要な日は煮出しでも間に合います。
干し椎茸を水で戻す時間がない場合でも、火加減を守れば香りと旨味を引き出せます。
弱火で10〜15分煮る
煮出しの目安は、干し椎茸3〜4枚に対して水500mlです。
干し椎茸を軽く洗い、鍋に水と一緒に入れてから火にかけます。
火加減は弱火です。
鍋底から小さな泡が出る程度を保ち、10〜15分煮ます。
椎茸だしの煮出しは、強く煮るより弱火で待つほうが雑味を抑えられます。
天野鰹節店の店頭でも、急ぎのお客様には「沸かす」のではなく「温めて引き出す」とお伝えしています。
- 干し椎茸:3〜4枚
- 水:500ml
- 火加減:弱火
- 時間:10〜15分
沸騰させると香りが飛ぶ
干し椎茸の香りは熱で立ちますが、強い沸騰が続くと香りが湯気と一緒に飛びます。
煮汁が激しく踊る状態では、椎茸のえぐみや渋みも出やすくなります。
鍋肌に細かい泡が付く程度で火を止める準備をします。
煮出した後は、椎茸を取り出してキッチンペーパーや茶こしで濾すと、澄んだだしになります。
椎茸だしの香りを残すコツは、沸騰直前の温度帯を長く保つことです。
軸も刻めば旨味が出る
干し椎茸の軸は固いため、そのまま料理に入れると食感が気になる場合があります。
しかし、軸には旨味成分が含まれています。
煮出し用なら、石づきの硬い先端だけを落とし、軸を薄く刻んで鍋に入れます。
刻んだ軸は表面積が増えるため、短い加熱でもだしが出やすくなります。
煮物、炊き込みご飯、みそ汁に使う場合は、煮出した後の軸を細かく刻んで具材に回せます。
鰹節屋のまかないでも、椎茸の軸と削り節のだしがらを炒めて佃煮風にすることがあります。
急ぐ日はぬるま湯を使う
急ぐ日は、干し椎茸を30〜40℃のぬるま湯に浸けます。
浸け時間は15〜20分が目安です。
ぬるま湯で少し戻してから弱火で煮出すと、乾いたまま煮るよりも旨味が出やすくなります。
熱湯を使うと表面だけが急に戻り、中心まで水分が入りにくくなります。
ぬるま湯は手で触れて少し温かい程度にします。
戻し汁も捨てずに鍋へ入れると、椎茸だしの風味を無駄なく使えます。
- 温度:30〜40℃のぬるま湯
- 浸け時間:15〜20分
- 煮出し:弱火で10分前後
- 戻し汁:捨てずに使う
椎茸だしは干し椎茸で決まる

椎茸だしの取り方では、水の量や戻し時間だけでなく、干し椎茸そのものの選び方が味を左右します。
天野鰹節店でも、同じ水出しでも椎茸の種類で香り、旨味、色の出方が大きく変わることを店頭でよくお伝えしています。
どんこは濃厚な煮物向き
どんこは傘が丸く厚い干し椎茸です。
水で戻すと身がふっくらし、だしには重みのある香りと甘い旨味が出ます。
筑前煮、含め煮、うま煮のように、椎茸そのものも具材として食べる料理に向いています。
濃厚な椎茸だしを取りたい場合は、肉厚などんこを選ぶと満足感が出ます。
戻し時間は長めに取ると中心まで水分が入り、だしの味が丸くなります。
香信は普段使いに便利
香信は傘が薄めで開いた干し椎茸です。
水戻ししやすく、椎茸だしの香りも軽やかです。
吸い物、味噌汁、炊き込みご飯、茶碗蒸しなど、日常の料理に使いやすい種類です。
天野鰹節店のお客様にも「まず椎茸だしを試したい」という方には香信をおすすめすることがあります。
価格と使いやすさのバランスがよく、冷蔵庫で水出しする習慣を作りやすいからです。
- どんこ:濃厚な煮物向き
- 香信:味噌汁や炊き込みご飯向き
- 薄めの椎茸:短時間で戻しやすい
- 肉厚の椎茸:旨味が濃く具材にも向く
国産は香りが強い
国産干し椎茸は、香りが強く、戻し汁に澄んだ旨味が出やすい傾向があります。
特に大分県産や宮崎県産などは、椎茸だしにしたときの香りが上品で、和食の風味を邪魔しにくいです。
外国産が必ず悪いわけではありません。
ただし、香りの強さや戻し汁の透明感を重視する料理では、国産を選ぶと味が決まりやすくなります。
椎茸だしの香りを主役にしたい料理ほど、産地表示を確認する価値があります。
乾燥状態を必ず見る
干し椎茸は乾物なので、乾燥状態がだしの品質に直結します。
傘がしっかり乾いていて、湿気でしんなりしていないものを選びます。
袋の中に粉が多すぎるものは、割れや劣化が進んでいる場合があります。
色は黒すぎず、傘の表面に自然な茶色があるものが目安です。
開封後に酸っぱいにおい、カビ臭、油っぽいにおいを感じた場合は、椎茸だしには使わないほうが安心です。
- 傘:割れが少なく形が残っている
- 手触り:しっかり乾いて軽い
- 香り:椎茸らしい甘い香りがある
- 色:黒ずみすぎず自然な茶色
- 表示:産地と内容量が明記されている
椎茸だしの失敗は温度と時間

椎茸だしの失敗は、干し椎茸の品質よりも、温度管理と浸ける時間で起こることが多いです。
天野鰹節店でも、試飲で「苦い」「薄い」「酸っぱい」と相談される場合は、取り方を確認すると原因が見えてきます。
苦味は高温が原因
干し椎茸は旨味成分のグアニル酸が魅力です。
ただし、沸騰した湯で長く煮ると、椎茸のえぐみや苦味が出やすくなります。
煮出しで椎茸だしを取る場合は、戻し汁ごと鍋に入れ、弱火から中火で温め、沸騰後は5分前後を目安にします。
椎茸だしは強火でグラグラ煮るより、低めの温度でじっくり旨味を引き出すほうが失敗しにくいです。
薄い時は椎茸を増やす
椎茸だしが薄い時は、浸ける時間だけを延ばすより、干し椎茸の量を見直します。
家庭では水500mlに干し椎茸10gが扱いやすい目安です。
小さなスライス干し椎茸なら量を少し増やすと、香りとコクが出ます。
冷蔵庫で6時間から一晩置くと、戻し汁に旨味が移りやすくなります。
- 水の量:500mlを基準にする
- 椎茸の量:10g前後に増やす
- 浸け時間:6時間から一晩にする
- 置き場所:冷蔵庫で水出しする
酸味は保存期間を疑う
椎茸だしの酸味は、保存中の劣化が原因になりやすいです。
特に夏場の常温戻しは、短時間でも傷みやすくなります。
戻し汁に酸っぱいにおい、白い泡、ぬめりがある場合は料理に使わないでください。
水出しは冷蔵庫で行い、取っただしは清潔な容器に移します。
保存の目安は冷蔵で2日以内です。
濁りは丁寧に濾す
椎茸だしの濁りは、干し椎茸の細かな粉、軸のかけら、戻し汁に沈んだ汚れで起こります。
干し椎茸は戻す前に軽く表面を払います。
戻した後は、キッチンペーパーや目の細かい茶こしで静かに濾します。
底に沈んだ粉まで無理に注ぐと、濁りと雑味が入りやすくなります。
最後のひと口分を残して濾すと、椎茸だしは澄んだ味に整います。
椎茸だしは料理で使い分ける

椎茸だしは、料理ごとに濃さと合わせるだしを変えると、香りが立ちすぎずおいしくまとまります。
天野鰹節店でも、試飲の場では同じ椎茸だしを味噌汁、煮物、ご飯で飲み比べていただきます。
椎茸だしの取り方で大切な点は、料理の味付けから逆算して濃さを決めることです。
味噌汁は昆布と相性良い
味噌汁に椎茸だしを使う場合は、椎茸だしと昆布だしを1対1で合わせると、味噌の香りを邪魔しません。
干し椎茸のグアニル酸に、昆布のグルタミン酸が加わるため、塩分を増やさなくても満足感が出ます。
具材は豆腐、わかめ、長ねぎなどが合います。
煮物は戻し椎茸も使う
煮物では、椎茸だしを煮汁に使い、戻し椎茸を薄切りにして具材へ加えます。
筑前煮、ひじき煮、高野豆腐の含め煮では、椎茸の旨味が根菜や乾物に染み込みます。
目安は煮汁300mlに対して戻し椎茸2枚です。
戻し椎茸は石づきを落としてから使うと、食感がよくなります。
- 味噌汁:昆布だしと1対1
- 煮物:戻し椎茸も具に使う
- 炊き込みご飯:水加減の中にだしを入れる
- めんつゆ:鰹節を足して香りを補う
炊き込みご飯は濃いめ
炊き込みご飯では、米がだしを吸うため、椎茸だしは普段より濃いめにします。
米2合なら、椎茸だしを炊飯器の目盛りまで入れ、醤油大さじ1、みりん大さじ1を加えます。
具材は鶏肉、油揚げ、にんじん、ごぼうが定番です。
天野鰹節店の店頭でも、濃い椎茸だしで炊いたご飯は冷めても香りが残ると好評です。
めんつゆは鰹節を足す
めんつゆは、椎茸だしだけでは甘い旨味が前に出やすくなります。
そば、うどん、そうめんには、鰹節のイノシン酸を足すと後味が締まります。
家庭では椎茸だし400mlに、醤油100ml、みりん100mlを合わせ、追いがつおで香りを補うと使いやすいです。
椎茸だしと鰹節の合わせだしは、つゆに厚みとキレを同時に出します。
椎茸だしは合わせだしで旨味増
椎茸だしは単独でも深い旨味があります。
昆布や鰹節を合わせると、料理の輪郭がはっきりします。
天野鰹節店でも、干し椎茸の香りを生かしたい煮物には、椎茸だしを土台にして素材を足す方法をおすすめしています。
昆布でグルタミン酸を足す
干し椎茸にはグアニル酸が多く、昆布にはグルタミン酸が多く含まれます。
性質の違う旨味成分を合わせると、相乗効果で味がふくらみます。
椎茸だしと昆布だしの合わせだしは、砂糖や醤油を増やさなくても満足感が出やすい組み合わせです。
- 干し椎茸:水で一晩戻す
- 昆布:水に40分から一晩浸ける
- 火加減:沸騰直前で昆布を取り出す
- 用途:高野豆腐・炊き込みご飯・含め煮
鰹節で香りを重ねる
椎茸だしに鰹節を合わせると、香りの立ち上がりが良くなります。
椎茸は余韻を作り、鰹節は口に入れた瞬間の香りを作ります。
天野鰹節店の店頭でも、茶碗蒸しや吸い物には椎茸だしに鰹節の薄削りを少量合わせる提案をよくします。
煮立てすぎると香りが重くなるため、短時間で濾すことが大切です。
混合削り節は濃い味向き
混合削り節は、鰹節に宗田節やさば節などを合わせた削り節です。
椎茸だしの旨味に重ねると、コクのある混合だしになります。
取り方は、①水1リットルに昆布20g以上を入れ、40分から一晩ほど浸ける(夏季は冷蔵庫で)。
その鍋を弱中火にかけ、沸騰直前に昆布を取り出して昆布だしを作る。
②昆布だし1リットルに対し混合削り節30g以上を入れ、中強火で7分から10分火にかける。
だしがらを濾して出来上がり。
用途はみそ汁・煮物・おでん・うどん・そばのかけ汁・鍋物などです。
精進料理は椎茸と昆布
精進料理では、椎茸と昆布の合わせだしが基本になります。
鰹節を使わなくても、干し椎茸の香りと昆布のまろやかさで味に奥行きが出ます。
戻した椎茸は刻んで具材に使えるため、だしの旨味を余さず使えます。
動物性の素材を使わない日は、椎茸だしと昆布だしを合わせるだけで、煮物や汁物の味が整います。
椎茸だしの保存は冷蔵2日
椎茸だしは香りがやさしく、時間が経つほど風味が落ちやすいだしです。
天野鰹節店でも試飲用の椎茸だしは少量ずつ仕込み、香りの立ち方を確認してからお客様へお出ししています。
家庭でも保存方法を整えると、干し椎茸の旨味を無駄なく使えます。
冷蔵は清潔な瓶に入れる
水出しや煮出しで取った椎茸だしは、粗熱を取ってから清潔な瓶へ移します。
熱いまま冷蔵庫へ入れると庫内温度が上がるため、ほかの食品にも影響します。
保存容器は煮沸消毒かアルコールで拭いた瓶がおすすめです。
椎茸だしの冷蔵保存は、香りと安全性を考えて2日以内に使い切ることが基本です。
- 容器:清潔な瓶
- 温度:粗熱を取って冷蔵
- 期限:2日以内
- 確認:酸っぱいにおいは廃棄
冷凍は1か月以内に使う
椎茸だしを長く保存したい場合は、冷凍保存が向いています。
冷凍用保存袋へ入れると、平らに凍って収納しやすくなります。
使うときは必要な分だけ折り、鍋や汁物へ直接入れられます。
ただし冷凍しても風味は少しずつ変わります。
冷凍1か月以内を目安にすると、干し椎茸らしい甘い香りを料理に活かしやすくなります。
製氷皿なら少量で便利
製氷皿に椎茸だしを入れて凍らせると、1個ずつ取り出せます。
1マスが約15〜30mlの製氷皿なら、炊き込みご飯の香り足し、野菜炒めの蒸し煮、茶碗蒸しのだし補いに便利です。
凍った椎茸だしは保存袋へ移すと、冷凍庫のにおい移りを防げます。
少量冷凍は、椎茸だしを毎日の料理へ無理なく使い切るための工夫です。
戻した椎茸も保存できる
戻した干し椎茸は、だしが出た後も旨味と食感が残ります。
軸の硬い部分を切り、薄切りやみじん切りにすると使いやすくなります。
冷蔵する場合は水気を軽く切り、密閉容器で2日以内に使います。
冷凍する場合は薄切りにして小分けします。
天野鰹節店では、戻した椎茸を昆布や鰹節のだしがらと一緒に佃煮へ煮る方法をよくおすすめしています。
- 煮物:薄切りで旨味を足す
- 炊き込みご飯:刻んで具にする
- 佃煮:だしがらと甘辛く煮る
- 汁物:仕上げに加える
まとめ:椎茸だしは水出し
椎茸だしの取り方は、難しい技術よりも分量、温度、時間を守ることが大切です。
天野鰹節店の店頭でも、初めて干し椎茸を買うお客様には、まず水出しをおすすめしています。
基本は水1Lに30g
椎茸だしの基本分量は、水1Lに対して干し椎茸30gです。
香りを軽くしたい吸い物では20g前後、煮物や炊き込みご飯では30g以上が使いやすい濃さです。
椎茸だしは少なすぎると香りだけが立ち、旨味が料理に残りにくくなります。
冷蔵で5〜10時間置く
水出しは冷蔵で5〜10時間が目安です。
前日の夜に干し椎茸を水へ入れると、翌朝には澄んだ戻し汁が取れます。
急ぐ場合はぬるま湯を使う方法もありますが、香りの上品さは冷蔵の水出しが安定します。
椎茸だしの取り方で迷ったら、低温で長く置く方法を選ぶことが近道です。
- 基本分量:水1Lに干し椎茸30g
- 置き時間:冷蔵で5〜10時間
- 下準備:表面の汚れを軽く払う
- 保存目安:冷蔵で2日以内
料理別に濃さを変える
吸い物や茶碗蒸しでは、椎茸だしを薄めにすると香りが上品に出ます。
煮物、筑前煮、炊き込みご飯では濃いめの戻し汁が具材に負けません。
精進料理や野菜の含め煮では、椎茸のグアニル酸が素材の甘みを引き立てます。
椎茸だしは料理ごとに濃さを変えると、同じ干し椎茸でも使い道が広がります。
鰹節と昆布で味が深まる。
椎茸だしのグアニル酸に、昆布のグルタミン酸や鰹節のイノシン酸を重ねると、味に奥行きが出ます。
天野鰹節店では、野菜の煮物には椎茸と昆布、みそ汁やうどんには椎茸と鰹節の組み合わせをよく提案します。
合わせだしは塩分を増やさずに満足感を出せるため、毎日の家庭料理にも向いています。
- 吸い物:薄めで香りを生かす
- 煮物:濃いめで具材に含ませる
- 炊き込みご飯:戻し汁を水分に使う
- みそ汁:鰹節を合わせてコクを足す
- 野菜料理:昆布を合わせて甘みを出す
椎茸だしは、水出しを基本にすれば家庭でも安定しておいしく取れます。
分量は水1Lに30g、時間は冷蔵で5〜10時間、保存は冷蔵2日を目安にしてください。
料理に合わせて濃さを調整し、鰹節や昆布を足すと、干し椎茸の旨味がさらに生きます。
◆ 椎茸だしは水出しが基本
- 干し椎茸30gに水1L
- 冷蔵庫で5〜10時間
- 水出しは雑味が少ない
- 戻し汁は濾して使う
◆ 椎茸だしは煮出しで短時間
- 弱火で10〜15分煮る
- 沸騰させると香りが飛ぶ
- 軸も刻めば旨味が出る
- 急ぐ日はぬるま湯を使う
◆ 椎茸だしは干し椎茸で決まる
- どんこは濃厚な煮物向き
- 香信は普段使いに便利
- 国産は香りが強い
- 乾燥状態を必ず見る
◆ 椎茸だしの失敗は温度と時間
- 苦味は高温が原因
- 薄い時は椎茸を増やす
- 酸味は保存期間を疑う
- 濁りは丁寧に濾す
◆ 椎茸だしは料理で使い分ける
- 味噌汁は昆布と相性良い
- 煮物は戻し椎茸も使う
- 炊き込みご飯は濃いめ
- めんつゆは鰹節を足す
◆ 椎茸だしは合わせだしで旨味増
- 昆布でグルタミン酸を足す
- 鰹節で香りを重ねる
- 混合削り節は濃い味向き
- 精進料理は椎茸と昆布
◆ 椎茸だしの保存は冷蔵2日
- 冷蔵は清潔な瓶に入れる
- 冷凍は1か月以内に使う
- 製氷皿なら少量で便利
- 戻した椎茸も保存できる



