お役立ちコラム
だしソムリエが教えるお吸い物のだしの作り方|香りが立つ基本と失敗しないコツ
お吸い物のだしの作り方を老舗鰹節屋が解説。昆布とかつお節の分量、火加減、具材、味付けまで分かります。
こんにちは!天野鰹節店です。
お吸い物を作るときに、だしの香りが弱い、味がぼやける、濁ってしまうと感じる方は多いです。
お吸い物は材料が少ない料理なので、だしの作り方と火加減で仕上がりが大きく変わります。
この記事では、昆布とかつお節を使う基本の一番だし、白だしやだしパックを使う時短の作り方、具材の選び方、味付けのコツまで紹介します。
家庭で本格的なお吸い物を作りたい方や、鰹節の香りを生かした一椀を楽しみたい方はぜひ最後まで読んでみてください!
目次
お吸い物は一番だしが基本

お吸い物のだしの作り方で大切な基本は、昆布とかつお節で取る一番だしです。
天野鰹節店でも、椀物に使うだしは香りの立ち上がりを最優先にします。
濃さよりも、澄んだ香りと上品なうま味を引き出す考え方が向いています。
だしは水1Lに昆布10g
お吸い物の一番だしは、水1Lに昆布10gが基本の目安です。
昆布は表面を固く絞った布巾で軽く拭き、鍋の水に30分ほど浸けます。
長く浸けられる場合は、冷蔵庫で一晩置くと昆布のうま味が穏やかに出ます。
昆布の量を増やしすぎると、椀の香りが重くなります。
- 水:1L
- 昆布:10g
- 浸水:30分から一晩
- 下準備:表面を軽く拭く
だしのかつお節は20g
かつお節は20gを目安にします。
天野鰹節店の店頭でも、初めて一番だしを取る方には水1Lとかつお節20gをおすすめしています。
花かつおのような薄削りは短時間で香りが出るため、お吸い物に向いています。
かつお節を入れすぎると、だしが濁りやすく雑味も出やすくなります。
だしは沸騰直前に昆布を出す
浸水した鍋を中火にかけ、鍋底から小さな泡が出てきたら昆布を取り出します。
温度の目安は沸騰直前です。
昆布を沸かし続けると、ぬめりや磯の香りが強くなります。
お吸い物はだしの透明感が味の印象を左右するため、昆布は煮立てないことが大切です。
- 鍋底:小さな泡が出る
- 湯面:静かに揺れる
- 香り:昆布の甘い香りが立つ
- 火加減:中火でゆっくり温める
だしは1〜2分で濾す
昆布を取り出した湯を一度沸かし、火を止めてからかつお節を入れます。
かつお節が自然に沈んだら、1〜2分で布巾やキッチンペーパーを敷いたざるで濾します。
かつお節を押すとえぐみが出るため、自然に落ちるだしだけを使います。
お吸い物の一番だしは、短時間で取るほど香りが澄みます。
澄んだだしは温度で決まる

お吸い物のだしの作り方で、味以上に差が出る要点は温度です。
昆布とかつお節は、香りとうま味が出やすい温度が違います。
温度を急に上げたり、煮立てたりすると、澄んだ一番だしが濁りやすくなります。
だしの昆布は60度前後
昆布のうま味成分であるグルタミン酸は、低めの温度でじっくり出すと雑味が少なくなります。
天野鰹節店では、お吸い物用の一番だしを取る場合、水に昆布を入れてから弱火にかけ、鍋底に小さな泡が付き始める60度前後を大切にします。
昆布は強く煮出す素材ではなく、香りとうま味を静かに移す素材です。
家庭では温度計がなくても、湯気がふわっと立ち、鍋肌に細かな泡が見えた頃を目安にできます。
だしは沸騰で雑味が出る
昆布を沸騰させると、ぬめりや海藻特有のえぐみが出やすくなります。
お吸い物はだしの透明感と香りを楽しむ椀物なので、少しの雑味でも仕上がりに影響します。
昆布は沸騰直前で取り出してください。
- 湯気:鍋からふんわり立つ
- 泡:鍋底に小さく付く
- 温度:60度前後から沸騰直前
- 香り:昆布の甘い香りが立つ
店頭でだしの相談を受けると、「同じ昆布なのに濁る」という声があります。
原因の多くは火加減です。
強火で一気に沸かすより、弱火から中火でゆっくり温めるほうが、お吸い物のだしは上品に整います。
だしのかつお節は煮立てない
かつお節は、昆布を取り出した後の湯に入れます。
火を止めるか、ごく弱い火にしてから加えると、削り節の香りがきれいに立ちます。
薄削りのかつお節は表面積が広いため、短い時間でも十分にだしが出ます。
煮立てると香りが飛び、酸味や渋みが目立つ場合があります。
お吸い物には、かつお節を入れてから1分から2分ほど静かに置く方法が向いています。
かつお節はぐらぐら煮るほど良いだしになるわけではありません。
だしを濾す時は押さない
かつお節を濾す時にだしがらを押すと、細かな粉や苦味がだしに混ざります。
ざるにキッチンペーパーやさらしを重ね、自然に落ちるだしだけを受けてください。
最後の一滴まで絞らないことで、椀に注いだ時の透明感が守られます。
- 昆布:60度前後を意識する
- 取り出し:沸騰直前に行う
- かつお節:煮立てず短時間で香りを出す
- 濾し方:だしがらを押さない
天野鰹節店で試飲用のだしを引く時も、濾す作業では手を加えすぎません。
澄んだお吸い物のだしは、素材を足すことより、温度と扱いを丁寧にすることで香りが際立ちます。
お吸い物の味付けは塩と薄口

お吸い物のだしの作り方で最後に味を決めるのは、塩と薄口醤油の入れ方です。
一番だしは香りが主役なので、調味料は足しすぎず、澄んだ風味を支える役に回します。
だし400mlに塩小さじ3分の1
家庭用のお椀で2人分を作るなら、だしは400mlが扱いやすい分量です。
塩は小さじ3分の1から入れると、かつおだしの香りを残しながら輪郭が出ます。
天野鰹節店の店頭でも、初めて一番だしを取るお客様には「塩は少なめに始めて、最後にひとつまみで調整」とお伝えしています。
お吸い物は、塩でだしの香りを引き出す料理です。
だしに薄口醤油小さじ1
薄口醤油は色が淡く、塩分で味を締める調味料です。
だし400mlに対して薄口醤油小さじ1を加えると、吸い地に上品な香りとコクが入ります。
濃口醤油を同量入れると、色と醤油香が前に出やすくなります。
椀種に三つ葉、手まり麩、白身魚を使う場合は、薄口醤油のほうが見た目も澄みます。
- だし:400ml
- 塩:小さじ3分の1
- 薄口醤油:小さじ1
- 調整:味見後に塩ひとつまみ
だしに酒小さじ1で香り
酒は必須ではありませんが、入れるなら小さじ1が目安です。
酒は魚の椀種や鶏肉の下味に残るにおいをやわらげ、吸い物全体の香りをふくらませます。
加えるタイミングは、だしを温めて塩と薄口醤油を入れる前です。
軽く火を入れるとアルコールが飛び、だしの香りとなじみます。
料理酒を使う場合は塩分が含まれる商品があるため、塩を少し控えて味見してください。
濃い味はだしを消す
お吸い物はみそ汁や煮物よりも淡い味に仕上げます。
濃い味にすると、削りたての鰹節から出た香りや昆布のうま味が調味料に隠れます。
味見をするときは熱すぎる状態を避け、少し冷ました吸い地を口に含みます。
塩味が足りない場合は、醤油ではなく塩をひとつまみずつ加えると、色を濁さず調整できます。
お吸い物の正解は、飲み終えたあとにだしの余韻が残る濃さです。
お吸い物の具材は香り重視

お吸い物の具材は、だしの香りを引き立てる脇役です。
椀に顔を近づけた瞬間の香りを大切にするため、油分が多い物、香りが強すぎる物、灰汁が出やすい物は避けます。
お吸い物の具材選びは、だしの香りを消さないことが基本です。
天野鰹節店でも試飲用のお吸い物には、三つ葉、豆腐、花麩、白身魚など、澄んだ一番だしに合う具材をよく使います。
お吸い物の三つ葉は最後
三つ葉は加熱しすぎると色がくすみ、さわやかな香りが弱くなります。
お椀に2〜3cmに切った三つ葉を入れ、熱いだしを注ぐだけで十分です。
鍋に入れる場合も、火を止めてから10秒ほどで構いません。
鰹節の香りと三つ葉の青い香りが重なると、家庭のお吸い物でも料亭のような余韻が出ます。
お吸い物の豆腐は温める
冷たい豆腐をだしに直接入れると、だしの温度が下がり、香りの立ち上がりが鈍くなります。
豆腐は小鍋の湯で温めてから椀へ入れます。
絹ごし豆腐なら1.5cm角が食べやすく、だしの透明感も損ないません。
豆腐をぐらぐら煮ると水分が抜け、食感が硬くなります。
お吸い物では、豆腐を煮るより温める意識が大切です。
お吸い物の花麩は水気を切る
花麩は見た目が華やかで、お祝いのお吸い物にも向く具材です。
ただし乾燥したまま入れると、だしを吸いすぎたり、粉っぽさが出たりします。
水で3分ほど戻し、手のひらでやさしく挟んで水気を切ります。
花麩の下準備をすると、椀の中でだしの味が薄まりにくくなります。
- 三つ葉:仕上げに入れて香りを残す
- 豆腐:別で温めてだしを冷まさない
- 花麩:戻して水気を切る
- 白身魚:霜降りで臭みを取る
お吸い物の魚介は下処理する
鯛、はまぐり、海老などの魚介は、お吸い物に旨みを足す具材です。
一方で、下処理を省くと生臭さが一番だしの香りを覆います。
白身魚は塩を軽く振って10分置き、熱湯をかけて冷水に取り、表面のぬめりを洗います。
はまぐりは砂抜きを行い、海老は背わたを取ります。
だしソムリエとして店頭で試作するときも、魚介の水気を拭くだけで香りの印象が大きく変わります。
時短なら白だしも使える

忙しい朝や来客前に一番だしを取る時間がない場合は、白だしを使う方法もあります。
お吸い物のだしの作り方としては簡便ですが、薄め方と香りの補い方を押さえると、だしの風味が自然に整います。
白だしは表示倍率で薄める
白だしは、かつおだしや昆布だしに、塩、しょうゆ、みりんなどを合わせた調味だしです。
商品ごとに濃さが違うため、まず瓶やパックに書かれた表示倍率を確認します。
お吸い物用に「10倍」「12倍」などの目安がある場合は、その倍率を優先します。
白だしは勘で薄めず、表示倍率から始めると味が濃くなりすぎません。
- 倍率:お吸い物用の表示を優先
- 原材料:かつお節や昆布の有無を確認
- 塩分:味見してから追加
水400mlに白だし大さじ2
家庭の椀で2人分を作る場合は、鍋に水400mlを入れ、白だし大さじ2を加えて温めます。
沸騰させ続けると香りが飛びやすいため、ふつふつしたら火を弱めます。
天野鰹節店の店頭でも「急な来客用に白だしを常備したい」という相談があります。
その場合、私たちは必ず少なめから味見する方法をおすすめしています。
香り足しに削り節を使う
白だしのお吸い物に鰹節屋らしい香りを足すなら、火を止める直前に削り節ひとつまみを入れます。
30秒ほど置いてから茶こしで軽く濾すと、かつおの香りが前に出ます。
花かつおを使うと軽やかで、血合い抜きの削り節を使うと澄んだ風味になります。
香り足しの削り節は煮込まず、短時間で引き上げることが大切です。
- 花かつお:軽く華やかな香り
- 血合い抜き:澄んだ上品な風味
- 入れる時間:火を止める直前
- 置く時間:30秒ほど
だしの塩分は最後に調整
白だしには塩分が含まれるため、最初から塩や薄口しょうゆを足す必要はありません。
豆腐、三つ葉、麩、かまぼこなどの具材を入れて温めた後、椀に近い温度で味見します。
味が薄い場合だけ、塩を少量加えます。
しょうゆを足す場合は、色が濃くなりにくい薄口を数滴にします。
お吸い物は香りを楽しむ料理なので、塩分よりもだしの余韻を優先すると品よく仕上がります。
混合だしは料理向きに使う
混合削り節で取る混合だしは、鰹節だけの一番だしよりも味の押し出しが強いだしです。
天野鰹節店では、お吸い物の繊細な香りには一番だしをすすめますが、みそ汁や煮物には混合だしをよく使います。
混合だしは、香りを楽しむお吸い物より、具材や調味料を受け止める料理向きのだしです。
昆布20g以上を水1Lへ
混合削り節のうま味を支えるため、最初に水1リットルに昆布20g以上を入れます。
昆布が少ないと、削り節の香りだけが前に出て、煮物やおでんの味が平たくなります。
店頭でも「みそ汁の味が決まらない」という相談では、昆布の量が足りない例が多いです。
昆布は40分以上浸ける
昆布は40分から一晩ほど水に浸けます。
夏季は傷みを防ぐため冷蔵庫で浸けます。
その鍋を弱中火にかけ、沸騰直前に昆布を取り出して昆布だしを作ります。
沸騰させると昆布のぬめりや雑味が出やすいため、鍋の縁に小さな泡が出た時点で取り出します。
- 水:1リットル
- 昆布:20g以上
- 浸水:40分から一晩
- 夏季:冷蔵庫で浸ける
- 取り出し:沸騰直前
混合削り節30g以上を使う
昆布だし1リットルに対し、混合削り節30g以上を入れます。
混合削り節には、さば節や宗田節などを合わせた商品が多く、濃い味付けの料理でもだしの風味が残ります。
みそ汁、煮物、おでん、うどん、そばのかけ汁、鍋物には特に相性がよいです。
お吸い物に使う場合は、味が力強く出るため、具材や吸い口を控えめにすると整います。
だしは7〜10分火にかける
昆布だし1リットルに混合削り節を入れたら、中強火で7分から10分火にかけます。
火にかける時間を確保すると、厚みのあるうま味とコクが出ます。
最後にだしがらを濾して出来上がりです。
天野鰹節店の試飲でも、7分未満のだしは香りが軽く、10分近く煮出しただしはうどんつゆに使いやすい力強さが出ます。
- みそ汁:味噌に負けない
- 煮物:根菜にしみる
- おでん:具材の味をまとめる
- うどん・そば:かけ汁に向く
- 鍋物:具材のうま味を支える
お吸い物の失敗は原因別に直す
お吸い物のだし作り方でつまずく原因は、濃さ、温度、濾し方、具材の下処理に分けると直しやすくなります。
天野鰹節店の店頭でも「同じ鰹節なのに味が決まらない」という相談は多く、原因を聞くと手順の一部だけがずれている場合がほとんどです。
だしが薄い時は追い削り
一番だしが薄い時は、だしを強火で煮詰めず、火を止めてからかつお削り節を5gほど足します。
追い削りした後は1分ほど置き、静かに濾します。
薄いだしは水分を飛ばすより、香りの材料を足すほうがお吸い物らしく整います。
塩や薄口醤油を先に増やすと、旨味が弱いまま塩辛くなります。
だしが苦い時は温度を下げる
苦いお吸い物のだしは、削り節を入れた後の温度が高すぎる時に起こります。
鍋底から大きな泡が出る沸騰状態で煮続けると、雑味が出やすくなります。
削り節を入れる前に火を弱め、投入後は30秒から1分で火を止めます。
濾す時にだしがらを強く押すことも苦みの原因です。
香りを立てたい時ほど、温度を上げすぎないことが大切です。
- 火加減:削り節投入後は沸騰させない
- 時間:長く煮すぎず短時間で引く
- 濾し方:だしがらを押し絞らない
だしが濁る時は静かに濾す
濁りは、削り節の細かな粉や具材のたんぱく質がだしに混ざることで起こります。
濾し布やキッチンペーパーを使い、だしを一気に流さず細く静かに注ぎます。
鍋の底に残った粉まで入れ切ると、透明感が落ちます。
天野鰹節店では試飲用のだしを濾す時、最後の大さじ1杯分をあえて残すことがあります。
澄んだだしは、最後まで取り切らない勇気で守れます。
お吸い物が生臭い時は霜降り
生臭さは、だしではなく具材から出る血合い、脂、ぬめりが原因になることがあります。
白身魚、鶏肉、えびを使う時は、具材に熱湯をさっとかける霜降りを行い、冷水で汚れを洗います。
魚の切り身なら10秒ほどで表面が白くなれば十分です。
水気を拭いてからお吸い物に入れると、一番だしの香りが濁りません。
だしの失敗に見えても、具材の下処理で直る場合があります。
まとめ:香りはだしで決まる
お吸い物のだしの作り方で大切な点は、材料を増やすことではありません。
昆布とかつお節の香りを澄んだ汁に移し、塩と薄口醤油で静かに整えることです。
一番だしが最も上品
一番だしは、昆布のうま味とかつお節の香りを短時間で引き出すだしです。
みそ汁や煮物より味付けが淡いお吸い物では、だしの香りがそのまま仕上がりになります。
天野鰹節店でも、来店されたお客様に試飲していただくと、調味料を入れる前の一番だしで「もうお吸い物みたい」と驚かれることがあります。
お吸い物は、具材より先にだしの香りで印象が決まります。
だしは分量と火加減を守る
お吸い物のだしは、水、昆布、かつお節の分量を量ると安定します。
目安は水1リットルに昆布10g前後、かつお節20g前後です。
昆布は沸騰直前に取り出し、かつお節は火を止めてから入れると、えぐみを抑えやすくなります。
強火で煮立て続けると、だしが濁り、香りも重くなります。
- 昆布:沸騰直前に取り出す
- かつお節:火を止めてから入れる
- 濾し方:押さずに自然に落とす
- 保存:できれば当日中に使う
お吸い物の味付けは薄め
味付けは、塩と薄口醤油で整えます。
塩は輪郭を作り、薄口醤油は香りと色を補います。
濃口醤油を多く入れると、かつおだしの香りより醤油の香りが前に出ます。
吸い口に柚子や三つ葉を添える場合も、汁の味は控えめにすると全体がまとまります。
お吸い物の正解は、飲み込んだあとにだしの香りが戻る薄さです。
だしは良い削り節で香る
良い削り節は、袋を開けた瞬間に甘く上品な香りが立ちます。
お吸い物には、香りが出やすい薄削りが向いています。
開封後は空気に触れるほど香りが抜けるため、袋の空気を抜いて冷暗所または冷蔵で保存します。
天野鰹節店では、削り節の状態を見ながら厚みを調整します。
花びらのように軽い削りは、短い時間でも澄んだだしを取りやすくなります。
- だし:一番だしを使う
- 温度:煮立てすぎない
- 味付け:塩と薄口醤油で薄め
- 具材:香りを邪魔しない物
- 削り節:香りの良い薄削り
お吸い物のだしの作り方は、特別な技より基本の積み重ねです。
分量を量り、火加減を守り、良い削り節を使うことで、家庭でも澄んだ香りのお吸い物に近づきます。
◆ お吸い物は一番だしが基本
- だしは水1Lに昆布10g
- だしのかつお節は20g
- だしは沸騰直前に昆布を出す
- だしは1〜2分で濾す
◆ 澄んだだしは温度で決まる
- だしの昆布は60度前後
- だしは沸騰で雑味が出る
- だしのかつお節は煮立てない
- だしを濾す時は押さない
◆ お吸い物の味付けは塩と薄口
- だし400mlに塩小さじ3分の1
- だしに薄口醤油小さじ1
- だしに酒小さじ1で香り
- 濃い味はだしを消す
◆ お吸い物の具材は香り重視
- お吸い物の三つ葉は最後
- お吸い物の豆腐は温める
- お吸い物の花麩は水気を切る
- お吸い物の魚介は下処理する
◆ 時短なら白だしも使える
- 白だしは表示倍率で薄める
- 水400mlに白だし大さじ2
- 香り足しに削り節を使う
- だしの塩分は最後に調整
◆ 混合だしは料理向きに使う
- 昆布20g以上を水1Lへ
- 昆布は40分以上浸ける
- 混合削り節30g以上を使う
- だしは7〜10分火にかける
◆ お吸い物の失敗は原因別に直す
- だしが薄い時は追い削り
- だしが苦い時は温度を下げる
- だしが濁る時は静かに濾す
- お吸い物が生臭い時は霜降り



